甲州葡萄とは

甲州葡萄の起源と現在までの栽培史は諸説ある。妥当と考えられることを纏めると、渡来系の僧「行基」が勝沼の地に現在の大善寺を開山(養老2 AD718)。
本尊は薬師如来。
・ 寺領(夏秋、上岩崎、鳥居平付近)に葡萄園を作り、法薬として葡萄が栽培され、薬師信仰布教の一翼を担っていた。
・ 中国の「竜眼」と同一系統の品種だと考えられている。
・ 以来、選抜淘汰されてきたが、日本には他には山葡萄しかなく、交雑は進まなかったため、古代の形質が比較的多く保たれているものと考えられる。

一方、生食用であったため、ワインに適した性質は隠されていると考えられる。
・ このほど、「甲州」が欧州系Vitis vinifera に属していることが遺伝子検査の結果明らかにされた。
・ こうしたことから、ワイン用葡萄の品種として、EUで正式に登録。
・ 葡萄の語源は、ペルシア語のBudawa イラン語のBudaw の音訳字であると言われている。

甲州葡萄の来歴は以上ですが、仏教の普及のために葡萄が栽培されたことはヨーロッパにおけるキリスト教のミッションとワインの関係に似て興味深い。

Budaw(a)が語源であることなどは、ワイン関係者でもあまり知られていないらしい。面白いのはBUDAWAの音がBUDDHAを連想させることです。
また話は跳ぶが、甲州を飲んでいたとき、甲州の繊細な味わいが、あれほど弾んでいるにもかかわらずどこかはかなく、切なく、でも救いもあるJanis Joplinの歌声とぴったりと合っていることに気がついたこともです。To love somebodyやSummertime、歌う姿は薬師如来のようです。

実る甲州葡萄

koshu-toha

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