取り組みの原点

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個人のワイン 

日本のワインも安くて美味しいものが豊富に出回るようになり、西洋銘醸ワインにばかり目を向けることから、自分の好みに沿って、地方の無名のワイナリーのワインなどを探し求めて、ブランドや値段に関わりなく好きなワインを飲むことが普通になってきました。近いうちに、個人が自分の好きな葡萄を育てワインを作り、それをまた個人が自分好みに合わせて買っていくという時代が来るようにと願い、そう予見もしています。

ワインの本質

それは、もともとワインが農産物であり、それぞれの地域に根ざした多様性こそが本質だからです。もし仮に、現在のビールが置かれている状況のよう に、日本で売っているワインが、わずか数社のワイナリーのものしかないというようなことになったら一体どうだろうかと思えば、その反対の方向こそ、自分たちが進んでいくべきところだと思います。
勝沼はずっとそうだった
これは、日本において近代ワイン造りが始まって以来、ワイン産地としての勝沼が歩んできた方向に他なりません。近隣併せて40余りのワイナリーがあるところは、勝沼以外にはありません。
少なくとも、勝沼は生活に根付いた独自のワイン文化といえるものを持ち合わせています。地域の葡萄生産者が葡萄を持ち寄って共同で「葡萄酒」を仕込み、一 升瓶で分け合ったというような。もっとも、それ以前には葡萄畑の土中に、こっそりと一斗瓶を埋めたりしていたそうですが。
一升瓶は今でも、勝沼を初め山梨県内ではごく普通に飲まれています。名前のない一升瓶ワインも沢山あります。

理想の関係

理想は、生産者が購買者に直接ワインを手渡しすることです。購買者が各ワイナリーに行って、そこの空気や、景色や、醸造場の雰囲気まるごとテイス ティングしながら購入することだと思います。各地で開催されるフリーマーケットのようなところに生産者が出かけていくことも、その一部は実現できる良い方法かもしれません。(私は2013年から東京の青山と勝どきのマーケットにに出店しています。)

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